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墨佳遼 個展『宵酔美ゐ~猟奇官能男子図~』レポート記事!

2016年3月18日から20日まで行った墨佳遼 個展『宵酔美ゐ~猟奇官能男子図~』のレポート記事です。

墨佳遼自身、都内では初となった今回の個展『宵酔美ゐ~猟奇官能男子図~』

3日間すべての日においてオープン前から列ができる程の盛況でした。

今回のコンセプトであった「今まで出し切れなかった墨佳遼を吐き出す」という作品たちが空間を埋め尽くし墨佳遼の世界が広がっていました。

「吐き出す」というのは「終わり」ではなく「スタートライン」だと墨佳遼は話していました。

そういう意味でも特別な個展でした。

『宵酔美ゐ~猟奇官能男子図~』 の作品たちには共通として「裏側にある妖艶さ」を感じさせてくれます。

「表に見えている姿」ではなく、作品の奥底から湧き出てくる艶美な表現。

それらがひとつの空間に集まり素敵な世界へと誘ってくれました。

今回の大作【阿修羅】はとても不思議な作品でした。

昼に見る【阿修羅】と

夜に見る【阿修羅】は

同じ作品とは思えない程に変貌していました。

他の作品たちも2日目の雨の日はしっとりと艶やかな表情になり、初日とは違うように観えました。

作品は呼吸し、生きているのです。

墨佳遼がいう「作品はナマモノ」という意味が体感できる展示になっていたと思います。

初日から最終日の3日間は毎日ライティングも変えていき、初日のライブペイント作品を展示したりと、演出にもこだわった内容でした。

最終日は予約者限定のライブペイントも行いました。

女性の背中に描くという、今回のタイトルどおりの内容でした。

モデルは吉岡愛花さん。

ステージングも1,2日目に行っていたライブペイントとは全く異なって、妖艶で芸術的な世界が溢れていました。

BGMで流れている音楽とのリンクも素晴らしく、1時間のライブペイントでしたがあっという間に感じました。

ライブペイントが終わった瞬間、喝采かと思いきや、静寂が包み込みました。

それは吉岡愛花さんの美しさと墨佳遼が解き放つ世界のコラボレーションに魅了されていたのでしょう。

作家の挨拶があり、少し経ってから参加していた方々がハッと我に返ったかのように拍手が巻き起こりました。

会場内にいたすべての人が墨佳遼の世界に惹きこまれた1時間となりました。

この3日間はとても濃厚な3日間となりました。

『宵酔美ゐ~猟奇官能男子図~』 をスタートラインに、今後も新たな墨佳遼を魅せてくれるでしょう。

【ダイジェスト映像】

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